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天皇杯 JFA 第103回全日本サッカー選手権大会 3回戦

2023年7月21日 |

横浜FM(J1) 1-4 町田(J2) @ 町田GIONスタジアム 2023/07/12 18:33 kickoff
横浜FM:宮市亮 84(井上健太)
町田:ミッチェル・デューク 5(宇野禅斗),布施谷翔 45+4(高橋大悟),平河悠 67(藤尾翔太),79(中島裕希)

富山(富山県代表 J3) 2-3新潟(J1) @ 富山県総合運動公園陸上競技場 2023/07/12 19:00 kickoff
富山:松岡大智 58,78
新潟:長谷川巧 20,太田修介 82,95
*延長前半終了時点、落雷のため中断。19日に継続試合として再開。

名古屋(J1) 1-1(延長 5-4 PK戦) 仙台(J2) @ CSアセット港サッカー場 2023/07/12 19:00 kickoff
名古屋:マテウス・カストロ 99(キャスパー・ユンカー)
仙台:菅原龍之助 105

浦和(J1) 1-0 山形(J2) @ NDソフトスタジアム山形 2023/07/12 19:03 kickoff
浦和:伊藤敦樹 64(大久保智明)

鹿島(J1) 1-1(延長 10-11 PK戦) 甲府 @ JITリサイクルインクスタジアム 2023/07/12 19:05 kickoff
鹿島:垣田裕暉 62(広瀬陸斗)
甲府:野澤陸 51

神戸(J1) 5-2 磐田(J2) @ ヤマハスタジアム2023/07/12 19:00 kickoff
神戸:齊藤未月 13,川崎修平 24(佐々木大樹),66,汰木康也 30(飯野七聖),佐々木大樹 39(齊藤未月)
磐田:舩橋京汰 62(松本昌也),古川陽介 81(小川大貴)

C大阪(J1) 3-1 大宮(J2) @ ヨドコウ桜スタジアム2023/07/12 19:00 kickoff
C大阪:上門知樹 59(山中亮輔),65(北野颯太),レオ・セアラ 82(清武弘嗣)
大宮:柴山昌也 85(小島幹敏)

湘南(J1) 2-0 岡山(J2) @ シティライトスタジアム2023/07/12 19:00 kickoff
湘南:鈴木章斗 73(杉岡大暉),石井久継 88(畑大雅)

川﨑F(J1) 2-1 水戸(J2) @ ケーズデンキスタジアム水戸 2023/07/12 19:00 kickoff
川﨑F:瀬古樹 25(宮代大聖),宮代大聖 80(橘田健人)
水戸:寺沼星文 81(内田優晟)

高知(高知県代表 JFL) 1-0 横浜FC(J1) @ 高知県立春野総合運動公園陸上競技場 2023/07/12 19:00 kickoff
高知:高野裕維 56

柏(J1) 2-0 徳島(J2) @ 鳴門・大塚スポーツパーク ポカリスエットスタジアム 2023/07/12 19:00 kickoff
柏:真家英嵩 44(三丸拡),50(川口尚紀)

札幌(J1) 5-2 大分(大分県代表 JFL) @ レゾナックドーム大分 2023/07/12 19:00 kickoff
札幌:キム・ゴンヒ 34(福森晃斗),43(PK),福森晃斗 56(小林祐希),出間思努 88,90+5(菅大輝)
大分:中野匠 38(藤本拓臣),60

広島(J1) 0-2 栃木(J2) @ カンセキスタジアムとちぎ 2023/07/12 19:00 kickoff
栃木:大島康樹 54(PK),西谷優希 90+4(根本凌)

福岡(J1) 2-1(延長) 岐阜(岐阜県代表 J3) @ 岐阜メモリアルセンター長良川競技場 2023/07/12 19:00 kickoff
福岡:佐藤凌我 84(前嶋洋太),ドウグラス・グローリ 115(金森健志)
岐阜:羽田一平 39(田口裕也)

FC東京(J1) 1-1(延長 9-8 PK戦) 東京V(J2) @ 味の素スタジアム 2023/07/12 19:00 kickoff
FC東京:塚川孝輝 20(ディエゴ・オリヴェイラ)
東京V:白井亮丞 70(北島祐二)

鳥栖(J1) 3-4(延長) 熊本(J2) @ 駅前不動産スタジアム 2023/07/12 19:00 kickoff
鳥栖:福田晃斗 11,西川潤 38(森谷賢太郎),横山歩夢 62(堀米勇輝)
熊本:松岡瑠夢 52(伊東俊),57(田辺圭佑),道脇豊 90(田辺圭佑),95(東山達稀)

甲府(天皇杯チャンピオン)、横浜FM(Jリーグチャンピオン)、浦和(AFCチャンピオンズリーグチャンピオン)、広島(ルヴァンカップチャンピオン)、昨シーズンメジャータイトル覇者が登場した天皇杯3回戦は明暗が分かれる結果となった。

ディフェンディングチャンピオンの甲府はホームに鹿島を迎えての一戦。前回大会準決勝の再現となった。リーグ戦から中3日の鹿島は6人を入れ替え、中2日の甲府は10人を入れ替えてのゲームは鹿島が押し込んだものの、甲府が徐々にペースを握り鹿島ゴールへと迫っていく。51分、右サイドのFKからこぼれ球を野澤が叩き込んだ先制点は、62分に右サイドからをフリーで合わせた垣田に同点にされたものの延長に入っても主導権は渡さず。お互い13人ずつが蹴ったPK戦で鹿島を振り切り、勝ち上がった。

Jリーグチャンピオンで現在J1首位の横浜FMはJ2首位の町田との試合。高い位置からの町田のプレッシングとショートカウンターに苦しみ4失点。リーグ戦44ゴールを奪っている攻撃陣も宮市の1点に留まり、前回大会に続いて3回戦で姿を消した。

ACLチャンピオンの浦和はアウェイで山形と対戦。山形は積極的に攻め上がり、再三浦和ゴールを脅かしたがゴールを奪えず。伊藤敦樹が右サイドを破って決めたゴールを守り切った浦和が4回戦へ進んだ。


ルヴァンカップチャンピオンの広島はアウェイで栃木とのゲーム。栃木が広島を押し込む時間帯が多く、54分にはハイプレスからPKを獲得して先制。さらに終了間際にはロングカウンターからダメ押しのゴールを決めて広島を振り切った。栃木は前回大会も3回戦で横浜FMを破っており、2年連続でJ1クラブを破るアップセットとなった。

Jクラブ以外で唯一勝ち残っていた高知ユナイテッドSCはホームで横浜FC相手に積極的に仕掛け互角の展開を見せる。56分には最終ラインから組み立てる横浜FCからボールを奪い、GKが上がっているのを見て高野がロングシュートを決めた。この1点を守り切った高知が2回戦G大阪を破ったのに続いてのジャイアントキリングで4回戦へコマを進めた。

富山で行われた富山vs.新潟は落雷のため、2-3と新潟がリードした延長前半終了時に試合中断。7月19日19時、延長後半開始から同じ会場、同じメンバーで再開される。

町田、名古屋、浦和、甲府、神戸、C大阪、湘南、川﨑F、高知、柏、札幌、栃木、福岡、FC東京、熊本の15チームが勝ち上がり、富山vs.新潟の勝者を加えた16クラブがベスト8を賭けて8月2日に激突する。

Profile

今里浩紀

1968年愛媛県生まれ。JFA公認C級コーチ。1982年ワールドカップスペイン大会と「キャプテン翼」でサッカーの面白さに目覚める。出版社で編集者として活動、現在はフリー。


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