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目標は世界一! U20ワールドカップ2023日本代表メンバーを考察

2023年5月17日 |

FIFA U-20ワールドカップアルゼンチン2023

グループC 第1節

U-20セネガル代表 vs. U-20 日本代表 @ ラ・プラタ・スタジアム(ラ・プラタ)
2023年5月21日 18:00(日本時間 5月22日 6:00)kickoff J SPORTS BSフジ182

グループC 第2節

U-20 日本代表 vs. U-20 コロンビア代表 @ ラ・プラタ・スタジアム(ラ・プラタ)
2023年5月24日 18:00(日本時間 5月25日 6:00)kickoff  J SPORTS BSフジ182

グループC 第3節

U-20 日本代表 vs. U-20 イスラエル代表 @ メンドーサ・スタジアム(メンドーサ)
2023年5月27日 18:00(日本時間 5月28日 6:00)kickoff  J SPORTS BSフジ182

FIFA U-20ワールドカップアルゼンチン2023 U-20日本代表メンバー

GK

12 彼島 優 カノシマ ユウ(流通経済大)
1 木村 凌也 キムラ リョウヤ(日本大)
21 春名 竜聖 ハルナ リュウセイ(水戸ホーリーホック)

DF

4  菊地 脩太 キクチ シュウタ(清水エスパルス)
2  松田 隼風 マツダ ハヤテ(水戸ホーリーホック)
15 屋敷 優成 ヤシキ ユウセイ(大分トリニータ)
3  田中 隼人 タナカ ハヤト(柏レイソル)
13 チェイス・アンリ(VfBシュツットガルト/ドイツ)
19 高井 幸大 タカイ コウタ(川崎フロンターレ)
16 髙橋 仁胡 タカハシ ニコ(FCバルセロナ/スペイン)

MF

14 永長 鷹虎 エイナガ タカトラ(川崎フロンターレ)
7  松木 玖生 マツキ クリュウ(FC東京)
5  山根 陸 ヤマネ リク(横浜F・マリノス)
8  佐野 航大 サノ コウダイ(ファジアーノ岡山)
17 松村 晃助 マツムラ コウスケ(法政大)
20 安部 大晴 アベ タイセイ(V・ファーレン長崎)
6  福井 太智 フクイ タイチ(FCバイエルン・ミュンヘン/ドイツ)
10 北野 颯太 キタノ ソウタ(セレッソ大阪)

FW

11 坂本 一彩 サカモト イサ(ファジアーノ岡山)
18 熊田 直紀 クマタ ナオキ(FC東京)
9 福田 師王 フクダ シオウ (ボルシアMG/ドイツ)

以下2名の選手がトレーニングパートナーとして大会開幕までチームのトレーニングに参加。
稲垣 篤志 イナガキ アツシ(明治大)
石渡 ネルソン イシワタリ ネルソン(セレッソ大阪)

U-20 日本代表が掲げる目標は世界一。富樫剛一監督はU-20ワールドカップアルゼンチン大会に臨むメンバーとして、予選を兼ねたAFC U-20 アジアカップウズベキスタン2023のメンバーを軸に、チェイス・アンリ、福井太智、福田師王の海外組3人を招集した。

3人ともレギオナルリーガ(ドイツ4部)が主戦場のBチーム所属で、チェイス・アンリが12試合出場。福井太智が12試合出場、福田師王はU-19の選手がプレーするA-ユニオーレン・ブンデスリーガ(ドイツ6部)で8試合7ゴールと活躍している。アジアカップで招集されていた髙橋仁胡もバルセロナ・フベニールA(U-19相当)所属と、世界のユースレベルを肌で知っている選手が入るのは大きい。

GKはアジアカップ5試合中4試合ゴールマウスを守った木村凌也がファーストチョイス。日本大学正GKとして関東大学リーグ1部のゲームに出場しており、実戦感覚も抜群。アジアカップでも安定したセーブを見せていた。

最終ラインは4バック。右から屋敷優成、高井幸大、田中隼人、髙橋仁胡の並びが予想される。高井幸大はビルドアップ能力が高く、アジアカップで田中隼人との補完性も高い。アンカーとして佐野航大が入れば、ボール奪取から攻撃に転じるポジティブトランジションもスムースに動くはずだ。

中盤はインサイドハーフに安部大晴、松木玖生とタイプが違う選手を置きたい。安部大晴はボールがキープでき、クリエイティブなパスが出せる司令塔タイプ、松木玖生は自陣ゴール前から相手ゴールまで走って攻守に貢献するボックストゥボックスタイプで攻守のバランスが取れる。バイエルンのBチームで試合経験を積んでいる福井太智はセンターでもワイドでもとプレーエリアが広がっていて、アンカーとしてもインサイドハーフとしてもプレーできるのは心強い。

右ワイドは山根陸、左ワイドは北野颯太が有力。坂本一彩は右でも左でもでき、個人技での突破もある。アジアカップ準決勝イラク戦で同点ゴールを決めた永長鷹虎の右サイドポケットからのドリブルも魅力的で、前線にはタレントが揃っている。1トップはパワーがあり、テクニックもある熊田直紀をスタメンに置いて、ボックス内で決定機を作りたい。

ポジションのコンバートという情報もあり、システムもポジションも流動的だが、選手間のコミュニケーションが高く、強いインテンシティでプレーできる。グループステージ突破が最初の目標だが、ノックアウトラウンドへ進出できればいいところまで勝ち進むのではないだろうか。

Profile

今里浩紀

1968年愛媛県生まれ。JFA公認C級コーチ。1982年ワールドカップスペイン大会と「キャプテン翼」でサッカーの面白さに目覚める。出版社で編集者として活動、現在はフリー。


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