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日本代表メンバー発表! 悲願へ向けて、ウルグアイ代表戦、コロンビア代表戦がスタート地点だ!!

2023年3月22日 |

キリンチャレンジカップ 2023
日本代表(20位) vs. ウルグアイ代表(16位) @ 国立競技場
2023/3/24(金) 19:30 Kickoff テレビ朝日系列

キリンチャレンジカップ 2023
日本代表(20位) vs. コロンビア代表(17位) @ ヨドコウ桜スタジアム
2023/3/28(火) 19:20 Kickoff 日本テレビ系列

GK

  • シュミット・ダニエル 31歳 シントトロイデンVV/ベルギー ジュピラー・プロ・リーグ
  • 大迫 敬介(オオサコ ケイスケ) 23歳 サンフレッチェ広島
  • 谷 晃生(タニ コウセイ) 22歳 ガンバ大阪

DF

  • 板倉 滉(イタクラ コウ) 26歳 ボルシアMG/ドイツ サッカー・ブンデスリーガ
  • 冨安 健洋(トミヤス タケヒロ) 24歳 アーセナル/イングランド プレミアリーグ *負傷により不参加
  • 町田 浩樹(マチダ コウキ) 25歳 ユニオン・サンジロワーズ/ベルギー ジュピラー・プロ・リーグ *追加招集 *SAMURAI BLUE 初選出
  • 伊藤 洋輝(イトウ ヒロキ) 23歳 VfBシュツットガルト/ドイツ サッカー・ブンデスリーガ
  • 橋岡 大樹(ハシオカ ダイキ) 23歳 シントトロイデンVV/ベルギー ジュピラー・プロ・リーグ
  • 角田 涼太朗(ツノダ リョウタロウ) 23歳 横浜F・マリノス *SAMURAI BLUE 初選出
  • 瀬古 歩夢(セコ アユム) 22歳 グラスホッパーCZ/スイス クレディ・スイス・スーパーリーグ
  • 菅原 由勢(スガワラ ユキナリ) 22歳 AZアルクマール/オランダ エールディヴィジ
  • バングーナガンデ 佳史扶(バングーナガンデ カシーフ) 21歳 FC東京 *SAMURAI BLUE 初選出
  • 半田 陸(ハンダ リク) 21歳 ガンバ大阪 *SAMURAI BLUE 初選出

MF/FW

  • 遠藤 航(エンドウ ワタル) 30歳 VfBシュツットガルト/ドイツ サッカー・ブンデスリーガ
  • 伊東 純也(イトウ ジュンヤ) 30歳 スタッド・ランス/フランス リーグ・アン Uber Eats
  • 浅野 拓磨(アサノ タクマ) 28歳 VfLボーフム/ドイツ サッカー・ブンデスリーガ
  • 守田 英正(モリタ ヒデマサ) 27歳 スポルティングCP/ポルトガル リーガ・ポルトガル bwin
  • 鎌田 大地(カマタ ダイチ) 26歳 アイントラハト・フランクフルト/ドイツ サッカー・ブンデスリーガ
  • 西村 拓真(ニシムラ タクマ) 26歳 横浜F・マリノス
  • 三笘 薫(ミトマ カオル) 25歳 ブライトン・アンド・ホーヴ・アルビオンFC/イングランド プレミアリーグ
  • 前田 大然(マエダ ダイゼン) 25歳 セルティック/スコットランド シンチ・プレミアシップ
  • 堂安 律(ドウアン リツ) 24歳 SCフライブルク/ドイツ サッカー・ブンデスリーガ
  • 上田 綺世(ウエダ アヤセ) 24歳 セルクル・ブルージュKSV/ベルギー ジュピラー・プロ・リーグ
  • 田中 碧(タナカ アオ) 24歳 フォルトゥナ・デュッセルドルフ/ドイツ 2. ブンデスリーガ
  • 町野 修斗(マチノ シュウト) 23歳 湘南ベルマーレ
  • 中村 敬斗(ナカムラ ケイト) 22歳 LASK/オーストリア ティピコ・ブンデスリーガ *SAMURAI BLUE 初選出
  • 久保 建英(クボ タケフサ) 21歳 レアル・ソシエダ/スペイン ラ・リーガ サンタンデール

キリンチャレンジカップ2023、ウルグアイ代表戦、コロンビア代表戦に向けて日本代表26名が発表された。ワールドカップカタール大会メンバーから11人を入れ替えた。川島永嗣、権田修一、吉田麻也、谷口彰悟、酒井宏樹、長友佑都、柴崎岳、南野拓実、相馬勇紀が選外となり、ヨーロッパリーグの試合で負傷退場した冨安健洋も不参加となった。30代の選手はGKダニエル・シュミット、遠藤航、伊東純也の3人だけ。新しく呼ばれた11人はすべて20代、うち9人は23歳以下と一気に若返った。森保監督はワールドカップ北米大会へ向けて、4年かけて「新しい景色」を観るためのチームをしっかり作るつもりなのだろう。26人のうち、13人が東京五輪日本代表メンバーで第一次政権から継続路線をとりながら、勝てるチームへアップデートしていくはずだ。

キリンチャレンジカップ2023は、勝ち負けも大切だが、それ以上に選手のコミュニケーション、戦術理解度、攻撃のアイディア、守備タスク、トランジションの動きなどなどの確認がメインとなる。前半は4バック、後半は3バックと大幅に変えてくることも、攻撃時と守備時ではシステムを変える可変式のフォーメーションをとることもありうる。

また、フランクフルトの鎌田、ブライトンの三笘、レアル・ソシエダの久保、フライブルクの堂安と、クラブのエースに成長した4人を同時に使うのかも注目。3-4-2-1にして鎌田を中盤センターに下げて、シャドーストライカーに堂安、久保、左ワイドに三笘をおくことも考えられるが、遠藤、守田のうち1人を外さなければならないジレンマもある。ワールドカップでは右サイドに偏っていた攻撃を、三笘からスタートさせるために左サイドをどうやって意識させるかも課題だ。コスタリカ戦のように右ばかりにパスを出していたのでは消極的なサッカーになる。

最終ラインは冨安が負傷で抜けたことで、ゼロから作り直しとなった。ワールドカップ出場組は板垣と伊藤のふたりだけで、吉田、酒井、谷口らが抜けたあとの世代交代を意識しているはずだ。ウルグアイ代表、コロンビア代表という格上のチームとの対戦で経験値を積み上げていきたい。

「2050年までにワールドカップで優勝する」という日本サッカー協会の悲願へ向けて、チーム力を積み上げていくと話していた森保監督。カタール大会で通じた部分、足りなかった部分はインプットした。ドイツにもスペインにも勝てたし、クロアチアにも負けなかった。4年後もわくわくするチームになる。キリンチャレンジカップ2023の2試合がスタート地点だ。

Profile

今里浩紀

1968年愛媛県生まれ。JFA公認C級コーチ。1982年ワールドカップスペイン大会と「キャプテン翼」でサッカーの面白さに目覚める。出版社で編集者として活動、現在はフリー。


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