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2024シーズン Jリーグレギュレーション
2023年1月18日 |
Jリーグは2024シーズンからJ 1、J 2、J 3の各カテゴリーのクラブ数を20クラブに統一し、それに伴い、リーグ戦とリーグカップ戦のレギュレーションを変更するとプレスリリースを配信しました。
リーグ戦
2023シーズン
J1からJ2への降格は1クラブ、最下位クラブが自動降格。
J2からJ1への昇格は3クラブ、上位2クラブが自動昇格、3~6位のJ1昇格プレーオフの優勝クラブが昇格。
J2からJ3への降格は2クラブ、下位2クラブが自動降格。
J3からJ2への昇格は2クラブ、上位2クラブが自動昇格。
J3からJFLへの降格は最大2クラブ、Jリーグ入会のためのクラブライセンス交付承認を受けているクラブがJFL1位のときはJ3最下位と自動入替え、JFL2位のときはホーム&アウェイの入れ替え戦を行う。
J3とJFLの入れ替え戦
90分(前後半各45分)の試合をホーム&アウェイで行い、勝敗が決しない場合は引き分けとします。2試合の勝利数が多いクラブが入れ替え戦の勝者となります。勝利数が同じ場合は次の順で勝者を決定します。
- 2試合の得失点差
- 2試合終了後に30分(前後半各15分)の延長戦
- PK戦(各チーム5人ずつ。勝敗が決定しないときは6人目以降ひとりずつ勝敗が決定するまで)
アウェイゴールルールの適用はありません。
2024シーズン
J1からJ2への降格は3クラブ、下位3クラブが自動降格。
J2からJ1への昇格は3クラブ、上位2クラブが自動昇格、3~6位のJ1昇格プレーオフの優勝クラブが昇格。
J2からJ3への降格は3クラブ、下位3クラブが自動降格。
J3からJ2への昇格は3クラブ、上位2クラブが自動昇格、3~6位J2昇格プレーオフの優勝クラブが昇格。
J3からJFLへの降格は最大2クラブ、Jリーグ入会のためのクラブライセンス交付承認を受けているクラブがJFL1位のときはJ3最下位と自動入替え、JFL2位のときはホーム&アウェイの入れ替え戦を行う。
(2023年1月17日現在)Jリーグは2023シーズン、2024シーズンともに上位カテゴリーライセンスの交付判定を受けられなかったクラブが年間順位で昇格圏内だった場合についての扱いを発表していませんが、2022シーズンに準ずると考えられます。2023シーズンはJ1カテゴリーを20クラブとするためにはJ2から最低でも2クラブの昇格が必要なので、上位2クラブがJ1ライセンス交付条件を満たせない場合、自動降格となるJ1最下位クラブのJ1昇格プレーオフへの参加が認められる可能性があります。
リーグカップ戦
2023シーズン
J1所属クラブとJ2所属2クラブ(前年度J1下位2クラブ)が出場するグループステージ&決勝トーナメント方式。
2024シーズン
J1,J2,J3所属の60クラブが参加するノックアウト方式で開催する。
Jリーグは2024シーズンから異なるカテゴリー間での試合を創出することによって、J2,J3クラブに刺激を与えて成長を促すとしています。また、ACL出場クラブをシードしないため、若手に多くのチャンスが与えられる大会にするとのメッセージを感じます。

Profile
今里浩紀
1968年愛媛県生まれ。JFA公認C級コーチ。1982年ワールドカップスペイン大会と「キャプテン翼」でサッカーの面白さに目覚める。出版社で編集者として活動、現在はフリー。