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【J1リーグ】得点王大迫の2アシストでヴィッセル神戸J1初制覇!

2023年11月29日 |

ヴィッセル神戸と横浜F・マリノスの2強に絞られたJ1リーグ。24日に行われた横浜F・マリノスvsアルビレックス新潟の試合で横浜が引き分けに終わったため、25日のヴィッセル神戸vs名古屋グランパス戦は、神戸が勝てばチーム史上初のJ1優勝が決まる重要な試合となった。

J1リーグ第33節
ヴィッセル神戸 2-1 名古屋グランパス @ノエビアスタジアム神戸(兵庫)
2023/11/25 14:00 キックオフ NHK BS1
神戸: 井出遥也 12/武藤嘉紀 14
名古屋:キャスパー ユンカー 30

ホームでの試合となった神戸は、スタメン11人全員が前節の浦和戦と同じメンバー。GK前川黛也、最終ラインにDF本多勇喜、DFマテウス トゥーレル、DF山川哲史、DF初瀬亮の4枚。ボランチにMF扇原貴宏、MF酒井高徳。トップ下にMF井出遥也、左サイドにFW武藤嘉紀、右サイドにMF佐々木大樹、ワントップにFW大迫勇也の4−2−3−1。

対する名古屋も前節の湘南戦と同じ11人が並ぶスタメン。GKランゲラック、最終ラインがDF藤井陽也、DF中谷進之介、DF野上結貴の3枚。中盤が左からMF森下龍矢、MF米本拓司、MF稲垣祥、MF久保藤次郎。左サイドにFW永井謙佑、右サイドにFW和泉竜司、センターにFWキャスパー ユンカーを配した3−4−2−1だ。

直近5試合負けなしの神戸に対し、名古屋は直接対決では30勝20敗10分と勝ち越している。試合は序盤、そんな名古屋が攻める形で神戸エリアでの攻防が展開。だが開始12分、満員のサポーターに後押しされる神戸は左サイドからのスローインのこぼれ球をMF酒井がペナルティエリア手前中央のFW大迫に繋ぐと、大迫が相手DFを背中で押さえながらゴール左手前にスルーパス。これをMF井出が抜け出してダイレクトシュート。右ポストに当たってゴールに吸い込まれ神戸が先制点。

先制で勢いに乗る神戸はさらに前半14分、MF佐々木がペナルティエリア手前右からペナルティエリア左にいたFW大迫へ大きくパスを送ると、大迫が相手DFをかわしながら縦に入れてゴール前にクロス。これに反応したFW武藤がニアサイドで右足を合わせてゴール。ホームで優勝を決めたい神戸が、ともに大迫のナイスアシストによって2点を先制する。

神戸はその後もプレスを強めてさらなる得点を狙うが、16分には神戸FW大迫と名古屋FW和泉が接触して大迫が倒れこむシーンも。名古屋はその後23分にMF久保を下げて、MF 森島司をイン。すると直後に名古屋がチャンスを掴み、MF森下のクロスをFW和泉がシュートするがボールは枠の外へ。そして29分には名古屋のミスでボールが流れた所に神戸のMF佐々木が反応してキーパーと1対1。絶好の決定機だったがシュートはゴールの右外に外れてしまう。

一進一退の攻防となる中、前半30分に神戸のGK前川が大きく蹴り出したボールをハーフラインで競り合いからDF藤井がヘディングで大きく跳ね返すと、これがペナルティエリア内で待つFWキャスパー ユンカーの所に流れ、ユンカーが難しい体勢からキーパーの頭を越すシュートでゴール。名古屋が1点差に迫る。

得点を取り勢いに乗る名古屋は前半42分、DF野上からの大きな縦パスにMF森下がペナルティエリア右奥で追いつき、神戸DFをかわしてゴール前にクロス。これにFWキャスパー ユンカーが反応、GK前川は森下の方にいたためユンカーが右足で誰もいないゴールにシュートを撃つが、ここに神戸DF山川が飛び込んできてビッグセーブ。さらに直後の名古屋のCKでも、縦につないだボールをFW和泉が右サイドの深いところからクロスを入れDF中谷が頭で合わせるが、ボールはわずかにゴールの右外へ出てしまう。
名古屋の猛攻をなんとかしのぎ1点差で迎えた後半24分、神戸はペナルティエリア右奥でFW武藤からパスを受けたDF初瀬がゴール前にクロス。これを大迫が胸でトラップして右足でシュートを放つが、ボールはわずかにクロスバーの上へ。さらに29分にもMF扇原が縦にスルーパスを送ると、これに後半5分にMF佐々木と交代して入ったFWジェアン パトリッキが反応して相手GKと1対1でシュートを放つが、これもクロスバーの上。神戸はなかなか追加点が奪えない。

すると後半31分、藤井が相手エリアの左奥深くへ大きく縦パスを送ると、FW永井が追いかけてゴール前に絶妙のクロス。ここへ後半21分にMF米本と交代したFW前田が走りこんで右足でシュート。だがボールはクロスバーに弾かれてしまう。さらに39分にもMF森下がペナルティエリア右からクロスを入れるが、これは神戸DFがクリア。同点に追いつきたい名古屋の猛攻を神戸がなんとかしのぐ時間が続く。

後半のアディッショナルタイムは4分。諦めずに攻め続ける名古屋の猛攻を、満員のサポーターにも後押しされた神戸が最後までしのぎ切ってタイムアップ。神戸が見事にJ1初優勝を成し遂げた。

Profile

小池昌敏

1967年神奈川県生まれ。編集兼ライター歴30年以上のフリーで活躍するベテラン記者。スポーツはサッカーから野球、釣りまで何でも大好きだが、基本的に身体を使うのは苦手で観戦が専門。


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